『 ブラフマンの埋葬 』 [O.Y]
小川洋子 著 / 講談社文庫
ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の 創作活動に励む芸術家に 仕事場を提供している <創作者の家>。その家の世話をする僕の元に ブラフマンはやってきた━。サンスクリット語で「謎」を 意味する名前を与えられた、愛すべき 生き物と触れ合い、見守りつづけた ひと夏の物語。第32回 泉鏡花賞 受賞作。
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人質の朗読会 [O.Y]
小川洋子 著 / 中央公論新社
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
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