大切にしたい [本 & 書評]
図書館から 借りてきて、いろいろな詩にふれてゆくうちに
この本を 手放せなくなってしまった… もちろん、返却しましたよ(´∀`)
そうしたら、少々 お高い本なのに、家の人がプレゼントしてくれて╰(*´︶`*)╯
本の帯の文より
生の傷みを 透明な表現にすくいあげ、にんげんであることの哀しさを、みがきぬかれた 優しいことばに 結晶させ、鮮やかな抒情の音を ひびかせる、吉野弘の全詩業を 集大成。
みがきぬかれた優しいことば
とありますが、ほんとうに そうで、何編かの詩をよむうちに、綴られている 言葉の
(字面の)やわらかさ、という印象はあったとしても
その響きの奥に、深いものを 感じられるので、それを、平明な言葉で と 評してしまう
と、簡単とか易しいという印象が のってしまうから、それが すごく もったいなくて。
なので、『 優しい 』 というのに、しっくりきたのは、みがきぬかれた という表現に
導かれることで、優しいの意味合いが、もっと多面的に 広がるように思えたから。
今は なんとなくしか 分からない詩でも、いつか ふっと 分かることがあったりする
だろうから、そういうのも、詩の興味ぶかい ところですよね。
折にふれて 手にしたくなる、そういう本として 大切にしてゆきたい(*˘︶˘*)
夜空を そっと みあげれば、ちいさな雪が ふわふわと 舞い降りてきている。
儚げで ああ きれい。