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『 Hadou 』 [Solo]



ひきつづき

4th アルバム 『 Hadou 』


遅れてやってきた、それは 波動。ちょっと 言いたかっただけ[グッド(上向き矢印)]


きのう blogを書いた後に、もう一度、歌詞カードも チェックしながら
きちんと 聴いてみたら、色々な 想いが 巡った。

まず、歌詞カードの 風景や色彩が とてもすてきで、一つの 詩集の
ような 趣さえある。そして、何といっても、稲葉さんは 美しい。

ふと そう思うように なったのは、何かの DVDを 見ていた時。
かっこいい を 超えているじゃんか、と気づいた。もう これは、容姿
どうこではないと、かってに、見方が 変わってきた。


オーラ的な、輪廻転生的な、守護霊的な、もういい 何でも入れちゃえ
的な。(-ω-) 的なばかり、うざい言い方、すみません…(笑

そういう、実態のない神秘的な 未知の何かが、その吸引力で、私たちを
惹きつけている のではないかとすら、この頃 思う。

まさに、君という人だけが絶対~  である。
(ファンだから? いや、大まじめに なんだけどな… (゚∀゚)♪


また、脱線してしまった
アルバムの 感想を、綴りにきたのでした。

当時、私は ファンなんだったならば(この曖昧なかんじ)と… どこか
惰性で 聴いていたところも、ある。鳥のさえずりも。

リリースされた、一応 チェックする、数曲 お気に入りを 見つけて
すきなのを たまに聴く。そんな 他愛のない、ルーティンですね。

だから、内容や 言葉を 租借するように、理解してみたりすることも
ほぼ なかったような、もう それは忘却の 中ですが。。

(『 この手を取って走り出して 』,『 Lone pine 』は、その 世界観を
味わいたいので、今でも くり返し 丁寧に、言葉に耳を 傾けているけど)


『 Hadou 』について、改めて 感じた印象は、開放的な良い アルバム
だなという事。LIVE映えする曲も 多いし、どことなく 音の中に 隙間が
あって、爽やかさに 似たような 感じも受ける。

言葉を読み、全体の感想の総括は、「人の中で生きている、自分(人)」
というのが つよく残った。

『 志庵 』は、導入曲の、己(あえて漢字)からもあるように、個人を
意識する ものが多かった。心の 様々な葛藤を向ける、対象者は もちろん
いるのだけどれども

でも 最後は 、(曲の中の主人公)自信に 向けられている 印象がある。
全部とは言わないが。


(で、『 POM 』は とりあえず、今はおいとくとして)

『 マグマ 』は、人がもちうる 根源的な 感情の集まり、という印象を
もっている。様々な 感情、喜怒哀楽、欲望、葛藤、酷い 空虚さ、etc…

とはいえ、タイトルにもあるように、たぶんに どうにもならない 憤怒の
ような 思いが、曲調からしても 多い気がする。

でも、最後に 『 Little Flower 』という、こちらまで 浄化されるような
美しい曲で終えるので、混濁している何かを ふわぁ~と 取り除いていって
くれるような 気がする。

マグマの楽曲を、一つとして 通してみると、長く険しい 精神的な 葛藤の
果てに、ようやく、真新しく 瑞々しく きれいな、何かを 愛するという
本来の 心を、取り 戻せたのだろうな、という気がした。


(こうして書くまで、全く そういう風に 感じなかったなぁ…。ふしぎ。
そして、たぶん 人は皆、そういう クリアさへ 向かっていけるもの だと
私は 信じている。いや そう信じたい:)


(タロットって、0の愚者を、大アルカナ 22枚を 通じて、一つの 物語として
辿ってゆくと、様々な 経験の過程を 読み取れるようになると、本に書いて
あったので、急に それにインスパイアされた )


Hadouの 話しをしたかったのに…

マグマは、某レビューにも あるとおり、物凄い 絶賛を受けている。
名盤だとも 言われている。その後、何作も世に出しても、それを超える事は
ない、とまで 言い切られてしまって いたりも(;´Д`) そんなぁ…

そのレビューも、全部 読んでみた。きっと、皆さんの解釈は 正しいのだと
思う。では、私は どう感じてきのだろうか、逆に、よく 分からなくなって
しまった。

(自分の感想が、結局 レビュアーに 引っ張られていたら、お恥ずかしい
かぎりだけども…、今は 自分の言葉を 頼りにしている、と思って…)

ただ ここ数年、そのCDを 聴いていて、ふと伝わってきたことはある。
稲葉さん、相当 苦しかったんだろうな と。その細かい 理由までは、私
なんぞには、とうてい 計り知れないけれども。

『 Soul Station 』
死にかけている 僕のたった一つの魂は

違う景色を見たいと もがいている


(いくら、歌詞の中の 物語の人物の 気もち、だとしても)
CDが 売れまくっていた あの時代の、その ど真ん中に 君臨していた人から
でた、死にかけている、というこの言葉、今 改めて直視すると
けっこう コワい…。

(そして この歌は、自信のことでも 身につまされるから、構えて聴いて
しまう。つらいっす この曲の。 )


マグマを、初めて聴いた時の 印象は、

(CMで、椅子に座りながら、チョップスティックスのBGMが 流れていて
サングラスの中から 凝視されているような、それが すごい記憶に鮮やか。
おっ何だ、何だっ д゚) と)

「えらく、B’zとは雰囲気が 違うものだなぁ」←ソロですからねぇ
「導入からして、音がダークだなぁ…」 ようは、しばらく 馴染めなかった。

翌年 でしょうか、シングル『 遠くまで 』が、出たのは。

その カップリングの、『 CHAIN 』 を 聴いた時には、嬉しかったのだ。
「私は この人の、この歌い方 そのものが 好きなんだな。」と。
だから 多分、マグマだって 好んで聴く日が、いつか 増えるはずだと…。

今となっては、いつ馴染んだのかも 定かではないが、結果 未だに 聴いて
いますからね マグマ。
『 波 』,『 Little Flower 』は、私のヒーリング曲。ぶんわぁ~とした
音の 感覚が、とても心地よい。

今日は、マグマの話し じゃなかったのに…はは
戻ります、そう Hadou です。


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1. LOST

『 Overture 』の主人公は、一度 まっさらになって、ゼロから スタート
を切る、そうするしかないないんだ、という 前向きな 境地に至る。
そしてその果てに、出会いたい人がいる らしい。

そしてそこに待っているのは 君であったらいい

ありえないとしても 君であってほしい


当時、この部分が よく分からなかった。今なら、ぼんやり分かる気もする。

その、ありえない、というのは、二度と会えない関係性の 人のことを
指すばかりでもない のだろうと
大きくいってしまえば、神様でもいいし、努力した 未来の自分でもいいし
「よくやったよ」と 褒めてくれる人のこと、かなと 思うようになった。


『 LOST 』をきくと、なぜか Overtureの 引用の 部分を思い出す。
でも、その時の心境は まるで違うもの。前者は、希望を抱いて進もうと
しているけど

LOSTでは、会いに 行きたいけど、場所も不明だし、誰一人 居ないであろう
ことも、すでに 知っている(言ってしまえば )絶望から はじまっている。
なのに
大事なこと感じてみたい だから行ってみよう


なんて、孤独な想い、なんだろうか。でも、私も、そこへ 向かってみたい
気にさせられる。大事なことを 感じられるのならば…

アルバムの導入から、LOST ですからねぇ、なにやら不安げだ。。


2. 絶対(的) 大好きだってぇ言われたいー。もう言われているし(笑。

3. The Morning Call

とぎれそうで とぎれない 驚異の波動


波動。 当時、ピンとこなかったな、けっこう力強い 言葉なのに。
でも 今、驚異の波動が、ここまで 伝わってきましたよ。おーい('ω')ノ 
遅れてきたって、いいじゃないかぁぁ~。


4. Okay

シングルで 初めて聴いた時は、一緒に「 Okay! 」と、何にも 考えずに
口ずさんでいた。でも、ある時 内容の意味に 気づいて、はっとして 凄い
怖ろしくなった。

いつかくる 僕のいない世界

いつかくる あなたのいない世界


自分が、この世界を後にする、という 能動的な かんじでなく

この世界から 自分の存在がなくなり、その後も 世界は存在しつづける
(当たり前のことかもしれないけど…) という印象を
稲葉さんの言葉から、より強く 感じてしまって、ぞっとするんです。
いつか、此処じゃない何処かに、放り出されて しまうような気がして。

で、enball DVDの ラストで、歌っている姿をみて、 涙がとまらなく
なってしまった。舞台上の演者さんも、観客の皆さんも、私も…それは
共通のこと。(そして、ファンからしても、この人を 失いたくない)

人々は、さいごは 陽気に朗らかに、諦めてゆくしかないように さえ
感じられる 曲調が 胸をうつ。てか、ぜんぜん オーケーじゃないよぉぉ。


5. Lone Pine

アメリカの雄大で、少し枯れた 風景と、そっけない街並みの 中に
生きている人々が イメージできるので、一つの短編を 読んでいるか
のような、そういう味わいがあって すきだ。

それとは別に、↓の箇所を きくたびに ふと考えてしまう。
夢は 夢のままでいいと 思ってしまう

もの凄い 夢を、確実に掴んだ人が、これを言うことが 興味深い。


6. エデン
この目はあなたを見るためにある

すんげい… その一言につきる。
リズムにのって 歌うからこそ、言えるのでしょうけどっ('Д')


8. 今宵キミト

今回、最も 発見のあったのが、この曲だった。ほう、こういう事を
歌っていたのかと。イントロが 惹かれなくて、あんまり 聴いてこず…
(間奏のリズム、レッチリの何かを 思いだす?)

そして今 僕を揺さぶり続ける ただひとつの現実は 君なんだよ

言葉でみると、非常に ここが重たく、何か 苦しさすら 感じた。
人が 人とリンクするのって、難しいもんだなぁと 改めて 伝わってくる。

そして、B'zの 『 MY SAD LOVE 』の男の人の 気もちと、少し 類似
していると思った。その人の、進化形バージョン という印象。

何の理由で俺を選んだ 追憶にしろ忘却にしろ リリーフするだけじゃ こっちもいい迷惑だぜ women yeah


この曲もすきだし、この歌詞も 小気味よくて、おもしろい。そして
なつかしい! あの頃の声質も、また かっこいいですよね。


9. この手をとって走り出して

稲葉さんは、スイッチ という言葉を、多用する。

『 そのswitchを押せ 』は、まさに もう、スイッチやら ボタンやら。
『 Tamayura 』でも、きっと簡単なスイッチだろう、と。

でも 一番、魅力的な スイッチは、『 この手を~ 』に出てくるもの。

あなただけにしか触れられない 心のスイッチがある


こんな ロマンチックな、スイッチがあるだろうかと、ここを聴くたびに
思う。ただの 無機質な 切り替え装置なはずなのに、言葉って おもしろい。

話したいことが体の奥に 雪のように降りつもる

ほかの誰より笑ってくれる Just for youあなたに届けたい


この笑ってくれる、という表現、いつも いいなと思う。

『 MAGIC 』
受話器の向こうで また君を笑わせてみたい


人が笑うのは、何かが ほどける瞬間ですからね、笑うとか 笑わせたい
とかいう表現に ふれると、それだけ 大切な人なんだろうなぁ…と
いい意味で、敏感に 耳を傾けてしまう。


10. 去りゆく人へ

こういう内容の歌詞が、最も多いような気がするのは、私だけ?
悔恨、悔恨。だからこそ その人が、幸せに向えるように、強く願う
そういう想いの曲を、B'z含め 何度 聴いたことか…(-ω-)

意外と女性の方は、こういう歌詞 書きませんよね。たぶん、女性の
ほうが、愛情表現が ストレートだと思うので、過去の想いに 対して
十分 ぶつけた感があったりして、あんまり 後悔がない のでは ないか
と… かってに思っている。

稲葉さんは、愛される側の ほうが、多かったのかな(笑。だから
後になって その想いの本当の強さに気づいて…かってな 妄想です(''ω'')



11. 不死鳥


こんなに カッコいい曲を、どうして LIVEでは 演奏しないのだろう。
(もしくは演奏している? 映像に無いだけ?)

緻密に、不穏に、下から積み上げられてゆくような 音楽が、ソロ
らしくて すごくいいなと。

蘇る感情なりを、不死鳥に 例えているのですが、私はこれに とても
アンバランスな 印象を 持ちましてね、それが 逆に、ずっと気になる
ワードとして 残っている。

たぶん、不死鳥って 復活とか蘇りとかの、輝かしいシンボルという
イメージが、私の中に つよくあるからなのか

この曲の中での、不死鳥は、凄まじい 情念のようなものとして、再び
現れるだろうと 言っているように思うので、その部分での 違和感が
あったのでしょうか。

日常は誰にでも平等におとずれ 幸不幸にかかわらずクリアしなきゃいけないものだと思う 実際

ええ、そうなんでしょうね…。(←ひとり言 いってるよっ 笑)

あの時君はどのくらい 心を許してくれたのだろう

心を許してくれただろう というとこに、へなへなと やられてしまったぁー


12. 主人公

自分を誤解したままで突っ走るのはやめて ドラマの筋書きを変えてみろよ

『 Endless Summer 』
変わってしまえばいい それも強さだろう

の2つに、共通点を 感じた。自己を省みる力も、大切です。

ブキを手に入れろよ 誰も傷つけないやつを

物騒なワードを 入れつつ、それの 本来の役割を 打ち消すように
次の言葉で 内容をフォローするスタイル、多いですよね。

(下記の ナイフも、愛情という刺激、それを 描写する為に 用いら
れている)物騒なワードは、フックになりますからね。


13. リトルボーイ

かなしくともくやしくとも 誰ひとり殺しちゃいけない

この言葉が、とにかく強烈だったし、歌詞に入れるほど、切実な想い
があったのだろうなと、想像した。

若年者の、短絡的で おぞましい犯罪が絶えず、そういう ニュースを
耳にする度に、「どうしてこんなこと…」と 非常に胸が 痛む。
被害者にも、加害者にも なってはならい、という父性的な 強い想いを
受けっとた。

B'zでも、Ringの2ndに / 『 guilty 』という曲があって、あれも凄い
印象深い 曲だった。もっと、多くの人に 広まってほしいくらい。
(しばらく聴いてないから、忘れているけど)
ギターがの音色が、警告音みたいな響きに 聴こえてくるから ぞぞ…。

あの子が誰かを傷つける
なんでも許したあなたのせい

痛みの分からぬ鈍いやつ
愛情のナイフで刺激しろ
手遅れになる前に


この曲のリリース当時も、そういう事件が とにかく多くて、もう
ニュースみるだけで、うんざりしていたので、稲葉さんも 当然
そういうことを 感じられているのかもな…と、当時 考えたことが
今 ふいに、記憶の中から 蘇ってきた。

『 Ring 』 は幻想的で、壮大さも 感じさせる ストリングスの音色が
美しい曲で、また、希求してやまない魂をも、こちらに 印象づけた。
その2ndが、guilty のような曲の 組み合わせで、一枚の シングルに
なっているのも、何か ふしぎかも。



14. 赤い糸

赤い糸、という言葉を、このCDで 久しぶりに見かけた。
そばにいてもはなれてても 誰かと誰かつなぐ赤い糸


どんな関係性 であっても、そういう繋がりが あるのならば、心強い。
シンプルかつ、きれいで 優しい曲ですね、これから もっと聴こうっと。

黄昏の空に 星がひとつ落ちる

過去の楽曲でも、空の描写、とくに夕景のが多いように思う。


15. イタイケな太陽

はい、この曲、ほとんど聴いたこと ありませんでした(´艸`;)

失礼を承知で 言いますが、アルバムの中で、時々 えっ?という曲が
収録されている…ような…(あくまでも、個人的な 好みの話しだが)

即興で 今 歌ったかのような 印象のメロディーで、ラフな 感じという
のでしょうか、私には当時から そう聴こえていた。。

この間、en2 LIVEのラストで 会場が明るくなり、この曲を 歌う姿を
みたとき、「ああ なるほどな」と、その 軽やさかに 好印象をもった。

曲調も 明るく、温かなメッセージの中に、つよい想いが 込められて
いたし。 ユアマーサンシャイン~♪


あの、イタイケって 漢字すぐ出てきますか? (幼気、ですね)
そもそも、いたいけ、というワードじたい、私の中に 普段 なかった
ので、少し 新鮮で。


お子さんが 誕生されてから、歌詞の内容が ぐわりと多角的に なられた
ような…、そこに 膨らみと 奥行きを 感じる、それも すてきですが

今 聴くと、『 志庵 』は 男性の 独白のような、どこか 都会的で
しがらみのない、(歌詞の世界が)こざっぱりと している印象があり

私が昔から抱いている、稲葉さんのイメージは、こちらの方が
つよいですね。


他者と ほどよい距離をとる。間口は、決して 閉ざされていないのに
容易には そこへ入れないような、良い意味でのクールさを 持っている
方なんだろうな、と想像していた。(実際は?知るよしないけど)

ので、その後の 曲とうで、温かみのある曲を聴くと、しばらく 意外と
戸惑っていたりも したのですよ。

何せ、昔のお顔を 今見ると、シャープ&ワイルド なので、近寄り
がたい 雰囲気でしたよね? 何か はねのけられてしまいそうな(笑。

最近のご様子は、目元に 柔和さがあるような気がします。なので
今の、お姿のほうが どこか安心できたりもするので、よいです('∀')


何だかんだいって『 Hadou 』アルバム が、最も すきかもしれない。

en2でも 歌っているから、その馴染みが つよいのかもな。







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