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『 なまなかなもの 』 [K.H]



川上さんのエッセイ

あるようなないような 』を、久々に読む。


確か、SMAPの『 夜空ノムコウ 』について書かれて
いた項目があったな、と思い出し、頁を捲ってみた

すると、そのタイトルが、なまなかなもの。

喫茶店の 有線で流れていた曲が気になり、(流行りの
曲を 知らなかったそうで)友人の方に 教えてもらい
帰り道に、CDを購入したらしい。

そんなエピソードも、何か イイなと思い、だから
だろうか、この内容が 記憶の隅に残っていた。

この曲は、99年頃の曲だから、かれこれ 20年近くも
過ぎているのか(*_*; まだ縦長のCD 時代ですね。


なまなかなもの? とは、そもそも 何だろうかと
辞書を引くと、漢字は 生半 で、意味は

1. 中途半端なさま。どっちつかず。なまはんか

だそうで、使わない言葉なので よく知らなかった。

川上さんの本を 読んで、初めて知る言葉というのが
わりと多くて、そういう読書から 自分の中の語彙が
増えてゆくのは、嬉しい。

川上さんは、お母さんの考えの影響が、大きかった
ようで、その中の一つに " ら抜き言葉 " に 対する
抵抗があったそうなのである。

幼い頃から、ら抜き言葉を 使う事を注意されてきて
文章を書く時にも 細心の注意をはらっているそうだ。

(川上さんいわく、地方によっては、元々 そういう
表現をする地域も あるようなので、厳密に言えば

どっちが正しいのかは、断定しかねる というような
ニュアンスで、その説明がされていた)


私も、何かの番組で、ら抜き言葉の 間違いを説明
しているのを観てから、意識的に 気をつけるように
なったはいいのだが

今度は、人が、ら抜き言葉を 言っているのを聴くと
気になるようになってしまった。食べれる→食べられる

例えば、SMAPの『 STAY 』で

" 楽しいだけでいれないときも " も、聴く度に
れない のほうが、いいのになー というかんじで。


『 夜空ノムコウ 』に戻るのだが

(作詞のスガさんの おかげが、SMAPの雰囲気に
よる 力なのかは、分からないとあるが)

川上さんは、この曲の、ら抜き言葉に 対しては
さして 抵抗がなくなったそうだ。

" あれから僕たちは 何かを 信じてこれたかなぁ "

信じてこれたかなぁ、と 私も歌ってみたが 曲と
まず、テンポが 合わなくなってしまった(´∀`;)

「これたかなぁ」は、SMAPの 甘く若々しい雰囲気と 非常にぴったりしているのである。


川上さんによる(とても短いが)SMAP評を、私は
違う意味で 興味深く読んだ。

甘く 若々しい雰囲気

当時、皆さんまだ20代なので、若々しい、というのは
分かる。でも、甘い という表現が 何か新鮮であった。

甘いって sweet ?な印象、何か 可愛いらしいな


clipでは 季節が冬なので、それぞれの衣装も 印象的。

草彅さんの衣装が、ご自身の雰囲気と合っていて、イイなと
木村さんは、何かにあたったらしく、酷い腹痛だったそうで…

ビルの屋上。その背景には、きらきらと輝く 滲んだ
イルミネーションの光が、寒さをより強調している
ようで、印象的な映像。


全く関係ない 話しだが

9月の終わり頃に 放送されていた、TOKIOの番組
鉄腕ダッシュ 3時間SPの、録画を ふと観ていた。

浜辺で、リゾラバ をやっている光景をみて、純粋に
グループの形として、羨ましくなった。

SMAPが、現在 仲違いしているかどうかは 知る由も
ないけれど…決して そうではないと、信じたいが

それとは関係なく、TOKIOの皆さんが 楽しそうに
笑いあっている様子が、何だか イイなーと思って。

スマさんらだって、こんな頃あったのにな…と 少し
寂しくなってしまったが、もう しょうがないしさ。


暑い時期は、読書がしんどくて、プラス SMAP関連
ばかり観ていたから…(今年は ずっとそんな印象)

本を手にする機会が、うんと減っていたけれど また
読みたくなってきたのは いい兆しだと思う。


最後に一つ

川上さんの短編に、『 神様 』というのがある。

(同じ集合住宅に、越してきた くまで、一緒に
川原に 散歩に行く場面から 始っている)

記憶違いをしていたようで…

細かい処までは 覚えていないから

久しぶりに 読んでみたくなった。








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